お役立ちコラム
台湾の新光三越とは?日本商品展の魅力と、食品メーカーが出展で得られるもの
台湾で日本の食品を売りたい。
そう考えたとき、多くの方が最初に名前を挙げる場所があります。
新光三越です。
台湾を代表する百貨店であり、毎年開かれる「日本商品展」は、日本各地のブランドが一堂に集まる大きなイベントになっています。
ただ、名前は知っていても、どんな百貨店なのか、出展するとどんなことが起きるのかまでは、意外と知られていません。
この記事では、新光三越がどんな場所なのか、日本商品展とはどんな催事なのか、そして食品メーカーが出展して得られるものは何かを、20年以上この百貨店と関わってきた私たちの視点でお伝えします。
新光三越とは。台湾を代表する百貨店の成り立ち
日本の三越と台湾の新光グループ、ふたつの力が合わさって生まれた
新光三越は、日本の三越と、台湾の新光グループが手を組んで誕生した百貨店です。
1991年に最初の店舗が開業して以来、30年以上にわたって台湾の人々の暮らしに寄り添ってきました。
日本の百貨店ならではの上質な接客と、台湾の地に根ざした親しみやすさ。
そのふたつが重なっていることが、新光三越の大きな特徴です。
日本生まれの百貨店であるという背景は、日本の商品を扱ううえで、想像以上に大きな意味を持ちます。
「日本のものなら、ここで選びたい」。
そう感じてもらえる土台が、すでにできあがっているからです。
台北から高雄まで、台湾全土に広がる店舗網
新光三越が店舗を構えるのは、台北だけではありません。
台中、高雄など、台湾の主要都市にくまなく展開しています。
店舗ごとに客層や規模には個性があり、扱う商品の傾向も少しずつ異なります。
この広いネットワークがあるからこそ、ひとつの催事を各地の店舗へと巡らせていくことができる。
日本商品展が台湾各地で開かれているのも、この店舗網があってこそです。
台湾の人々にとって「少し良いものを選ぶ場所」
台湾のお客様にとって、新光三越は特別な位置づけにあります。
贈り物を探すとき。
自分へのご褒美を選ぶとき。
普段とは少し違う、特別な気持ちで訪れる場所です。
そこに「日本生まれ」という背景が加わることで、並ぶ商品への信頼はさらに高まります。
購買意欲の高いお客様が集まる場所であること。
これは、食品メーカーにとって見逃せないポイントです。
新光三越の「日本商品展」とはどんな催事か
台湾でも屈指の規模を誇る、日本商品の祭典
新光三越を語るうえで欠かせないのが、毎年開かれる「日本商品展」です。
日本各地から多くのブランドが集まり、店内が一気に日本一色に染まる数日間。
食品やお菓子はもちろん、調味料や飲み物、生活雑貨まで、幅広い日本の商品が並びます。
この催事を毎年楽しみにしている台湾のお客様も多く、会場はいつも大きな賑わいに包まれます。
日本の魅力をまとめて味わえる場として、すっかり定着しているのです。
地方の銘菓や名産品が、特に人気を集める
日本商品展のなかでも、とりわけ注目を集めるのが、日本各地の銘菓や名産品です。
その土地ならではの味や物語をまとった商品は、台湾のお客様にとって新鮮な驚きに満ちています。
国内では「定番すぎる」と感じている商品でも、台湾の売り場に並ぶと見え方が変わることがあります。
普段は出会えない日本の地方の味に触れられること。
それも、この催事ならではの楽しみのひとつです。
店舗を巡りながら開かれ、来場客の熱量も高い
日本商品展は、店舗ごとに時期をずらしながら、各地を巡るように開かれていきます。
ひとつの店舗で幕を閉じれば、また別の店舗で。
そうして台湾各地のお客様が、順々にこの催事を楽しめる仕組みになっています。
実際に会場に立つと、お客様の熱量の高さに驚かされます。
気になった商品には自分から声をかけ、試食にも積極的に応じてくださる。
日本の商品を心待ちにする空気が、会場いっぱいに満ちています。
食品メーカーが新光三越の日本商品展に出展して得られるもの
購買力のあるお客様に、商品を直接届けられる
新光三越を訪れるのは、良いものにきちんとお金をかけるお客様です。
日本商品展は、そうしたお客様に自社の商品を直接手渡せる、貴重な機会になります。
棚に置いて待つのではなく、目の前で手に取ってもらい、その場で反応を確かめられる。
この距離の近さは、催事ならではの強みです。
作り手の想いをひと言添えられることも、商品の価値を深く伝える助けになります。
「日本進口」という信頼を、最大限に活かせる
台湾では、日本からの輸入品を「日本進口(日本輸入)」と呼び、確かな品質の証として受け止めています。
信頼の厚い新光三越、しかも日本商品展という舞台。
その組み合わせは、商品に強い安心感と特別感を与えます。
日本の食品メーカーが長い時間をかけて築いてきた信頼。
それを最も効果的に活かせる場所のひとつが、ここなのです。
現地の反応を、リアルに持ち帰れる
日本商品展は、商品を売る場であると同時に、学びの場でもあります。
どの商品がよく売れたか。
どんな客層が足を止めたか。
どんな質問が多かったか。
こうした現地の反応は、国内のリサーチでは決して得られないものです。
ここで得た手応えは、その後の台湾展開、さらにはアジア全体を見据えるうえで、何よりの財産になります。
最初の一歩を踏み出したことが、確かな結果につながっていくのです。
新光三越の催事で評価される商品の傾向
試食や実演と相性の良い商品
台湾の消費者は、試食にとても積極的です。
ひと口味わってもらうことが、そのまま購買につながる場面を、私たちは何度も見てきました。
作りたてを実演で見せられる商品は、お客様の興味を一気に引き寄せます。
五感に訴えかけられる商品ほど、催事という場と相性が良いといえます。
ギフト需要に応える、個包装の商品
台湾には、人に贈り物をする文化が深く根づいています。
そのため、お土産や手土産として選びやすい商品は、安定した人気を集めます。
個包装で配りやすいもの。
箱に入っていて、贈っても気後れしないもの。
こうした商品は購買単価が上がりやすく、バイヤーが出展を判断する際に見るポイントのひとつにもなっています。
物語のある商品、作り手の想いが伝わる商品
台湾のお客様は、商品の背景にある物語を大切にされます。
どんな土地で、どんな想いで作られているのか。
そうした物語を持つ商品は、味の良さを超えて記憶に残ります。
国内では無名に近いメーカーでも、商品のわかりやすさや想いの伝わり方が優れていれば、選ばれる可能性は十分にあります。
食品メーカーが新光三越への出展で押さえておきたいこと
単発で終わらせず、続けて出展する
一度きりの出展でも、手応えは得られます。
ただ、本当の力を発揮するのは、続けて出展したときです。
二度、三度と顔を出すうちに、「また来たね」と覚えてくださるお客様が増えていきます。
初回は様子見だったバイヤーが、二回目に「常設の話をしたい」と声をかけてくることもあります。
現地での認知は、一度の催事で完成するものではありません。
回を重ねることで、少しずつ積み上がっていくものです。
現地での売り方を、あらかじめ整えておく
どれほど良い商品でも、その魅力が伝わらなければもったいない。
商品の良さをどんな言葉で語るか。
どう並べ、どう声をかけるか。
現地のお客様に合わせた売り方を、出展前に描いておくことが大切です。
言葉の面に不安があれば、現地スタッフや通訳の力を借りることもできます。
商社やパートナーの力を借りて、最初のハードルを下げる
はじめての海外催事を、すべて自社だけで進めるのは簡単ではありません。
出展先の百貨店との交渉、ブースの設営、現地スタッフの手配。
慣れない作業が次々と出てきます。
新光三越をはじめとするアジアの百貨店と長く関わってきたパートナーと組むことで、こうしたハードルは大きく下げられます。
私たち東西食品も、200件以上の催事支援を通じて、メーカーの皆さまの最初の一歩を現場で支えてきました。
まとめ|新光三越は、台湾市場への確かな入り口
新光三越の日本商品展は、日本の食品メーカーにとって、台湾市場への扉を開く絶好の舞台です。
日本生まれの百貨店という信頼。
購買力のあるお客様。
そして、日本の商品を心待ちにする熱量。
これほどの条件がそろう場所は、そう多くありません。
大切なのは、完璧な準備を整えてからではなく、試せる規模から動き始めることです。
現地の反応を見て、商品を磨き、次につなげていく。
そのプロセスそのものが、国内では得られない財産になります。
まずは「自分たちの商品を新光三越に持っていったらどうなるか」を、気軽に話してみるところから始めてみてください。
東西食品は、その「最初の話し相手」になることを大切にしています。
東西食品への無料相談はこちら
東西食品は、想いのこもった商品を持つメーカーさんの「最初の一歩」を、20年以上にわたってお手伝いしてきました。
台湾・新光三越での催事出展について、まずはお気軽にご相談ください。
費用のご相談も含め、無料でお話を聞かせていただきます。